2019年10月4日

関係者各位

全国視覚障害者雇用促進連絡会
会長 伊藤 慶昭


講演・学習会のご案内

猛暑の夏、千葉県を中心に台風15号の爪痕を残したまま、季節はようやく秋めいてまいりました。皆様にはお変わりございませんか。
日頃より雇用連に対し、ご支援、ご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。
ところで昨年8月、私たちの信頼を大きく揺るがす、官公庁における障害者雇用の水増し問題が発覚し1年を経過しました。私たちの怒りは並大抵のものではありません でした。その後の緊急の対策の一つとして、障害者を対象にした初めての国家公務員選考採用試験が実施されたことは評価できます。一方、再発防止策を含む改正障害者雇用促進法が成立しましたが、必ずしも十分な内容とは言えません。
今年の雇用連主催の講演・学習会は、「働く視覚障害者の差別禁止・合理的配慮のあり方」をテーマに取り上げることにします。先ごろ、国会では、改正障害者雇用促進法が可決・成立しましたが、その特徴を学びます。特に、働く障害者にとっての差別禁止・合理的配慮の内容はどうなっているのでしょうか。
その道の専門家をお招きし、話をお聞きします。
また、実際の職場では、視覚障害者に対する合理的配慮の提供はどうなっているのでしょうか。民間企業で働く3名の中途視覚障害者の方をお招きし、実態を学ぶとともに、視覚障害者の雇用・就労における合理的配慮の在り方についてみんなで考えたいと思っています。
当日は、2年に1回の総会も開催されます。どの部分からの参加でもかまいません。多くの皆さんの参加をお待ちいたしております。

開催日時

2019年11月4日(振替休日) 午後1時30分~5時20分

会場

東京都障害者福祉会館2階教室
電話 03-3455-6321

交通

JR山手線・京浜東北線 「田町」駅下車 徒歩5分、都営浅草線・三田線 「三田」駅すぐ。

テーマ

「働く視覚障害者の差別禁止・合理的配慮について考える」

詳細スケジュール

13:00 受付開始

第1部

13:30〜14:40 第21回定期総会

第2部

15:00〜16:10 講演(質疑応答を含む)

演題

「障害者雇用促進法における差別禁止・合理的配慮について」

講師

石崎由希子氏(横浜国立大学大学院国際社会科学研究院准教授)

第3部

16:20〜17:10 学習会
テーマ:「職場からの報告」
報告者 神田信さん、大橋正彦さん、中本英之さん

17:20 閉会

参加費

500円(資料代等)

連絡先

田中章治(事務局長・
Eメール sy-tanakaアットマークmsh.biglobe.ne.jp


*なお、会終了後、懇親会を予定しております。参加希望の方は、受付にてお知らせください。

講師 石崎由希子氏略歴

2006年3月 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
2009年3月 東京大学大学院法学政治学研究科卒業
2010年12月 東京大学大学院法学政治学研究科助教
2013年 4月 横浜国立大学大学院国際社会科学研究院講師
2015年 4月 横浜国立大学国際社会科学研究院准教授
学位:法務博士

受賞歴

2016年3月 沖永賞
内容:疾病による労務提供不能と労働契約関係の帰趨 休職・復職過程における法的規律の比較法的考察
2016年10月16日 日本労働法学会奨励賞

主な論文

・病気休職・復職をめぐる法的課題
・定年後再雇用労働者の処遇についての法的検討
・『治療と仕事の両立』に向けた法政策と今後の課題 等

その他専門的研究

・治療と仕事の両立に向けた法理論
・障害者の雇用・就労政策
-多様なニーズに応える雇用と福祉の連携-
障害者差別禁止法理の福祉的就労への影響

[以上]

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